スマートウォッチ市場がますます盛り上がる中、注目を集めているのがHUAWEI WATCH GT 5。
「デザイン良し、機能豊富、価格も手頃」と三拍子そろったこのモデルは、日常使いからフィットネスまで幅広くカバーしてくれるスマートウォッチとして評判です。
実際に使ってみないと分からない部分も多いので、今回は筆者が実際に使用した体験をもとに、GT 5の“本音レビュー“をお届けします。
なぜHUAWEI WATCH GT 5を選んだのか?
私がこのモデルを選んだ理由は、以下の3つです:
1.コスパの良さ:3万円台で高機能なスマートウォッチを探していた
2.健康管理をしっかりしたい:心拍、睡眠、ストレスなどのトラッキング機能に注目
3.スタイリッシュなデザイン:スーツにも普段着にも合うデザイン性が魅力だった
特に、バッテリーが最大14日間もつという点は、毎日充電が面倒な私にとってはかなりの決め手でした。
ちなみに1ランク上のProモデルを選ばなかった理由は、私がゴルフやスキューバをしないからです。
する人はProモデルの方がおススメかも。
開封&ファーストインプレッション
新しいガジェットを手にした瞬間って、やっぱりワクワクしますよね。
HUAWEI WATCH GT 5も例外ではなく、開封からすでに高級感と丁寧さを感じさせる演出が印象的でした。
・パッケージ&同梱物
箱を開けた瞬間に感じたのは、「スマートウォッチなのにまるで高級時計みたい」ということ。
黒を基調にしたしっかりしたボックスに、ゴールドのロゴが映え、価格以上の高級感を演出しています。
同梱物は以下の通り:
・HUAWEI WATCH GT 5本体
・マグネット式ワイヤレス充電ドック
・USB-Cケーブル
・クイックスタートガイド類
パッケージから「大事に作られてる感」が伝わるのも、個人的にポイント高めでした。
・デザイン&質感
今回私が選んだのは「46mmのブラックモデル(フルオロエラストマーバンド)」。
実物を見ると、ベゼル部分のメタリックな質感がとてもクールで、スポーティすぎずフォーマルすぎない絶妙なバランス。
ディスプレイ周囲の目盛りデザインも控えめながら存在感があり、まさに“大人のスマートウォッチ”といった雰囲気。
画面は1.43インチのAMOLED(有機EL)で、電源を入れる前から美しさが期待できる雰囲気でした。
・装着感&サイズ感
実際に装着してみると、見た目より軽いのが第一印象。
46mmというサイズはやや大きめですが、バンドのフィット感が良く、長時間つけていてもストレスは感じませんでした。
重さは約55gほど(バンド込み)で、Apple Watchなどと比べると軽量な部類。
バンドの素材も肌に優しく、ジムで汗をかいても不快感はほとんどなし。
また、バンドは簡単に交換できるので、シーンに応じて革バンドや金属バンドに付け替えるのもいいかも。
・第一印象まとめ
項目 | 評価 |
外観デザイン | 高級感あり、フォーマルにも合う |
質感 | メタルボディでしっかりしている |
装着感 | 軽量&フィット感良好、長時間OK |
開封時のワクワク感 | 高い。ガジェット好きも満足できる演出 |
ディスプレイの見やすさと操作感
HUAWEI WATCH GT 5は、日常的に使う上で「画面の見やすさ」と「操作のしやすさ」が非常に重要なポイントになります。
特に通知チェックやワークアウト中の情報確認など、サッと見て、サッと操作できる快適さはスマートウォッチの価値を大きく左右します。
・AMOLEDディスプレイの美しさ
GT 5は、1.43インチのAMOLED(アモレッド)ディスプレイを搭載しています。
・解像度は466×466ピクセル
・ピクセル密度は326ppi(高精細)
これが本当に美しい!
発色が鮮やかで、黒はしっかり黒く、屋外の日差しの下でも文字やグラフがはっきり見えるのが大きな魅力です。
さらに、常時表示(AOD:Always-On Display)にも対応していて、腕を上げなくても時刻や通知を一部表示できるのが便利。
しかもこの機能を使っても、バッテリーの減りがゆるやかなので驚きです。
・タッチ操作のスムーズさ
操作は基本的にタッチスクリーン+物理ボタン2つで行います。
・上ボタン:アプリメニューやホームへ戻る
・下ボタン:カスタマイズ可能(私はワークアウト起動に設定)
・スワイプ操作:左右でウィジェット切替、下から上で通知チェックなど
タッチ操作はとてもスムーズで、ラグ(反応の遅れ)を感じることはほぼなし。
画面のスクロールやアニメーションも滑らかで、動作がキビキビしていて気持ち良いです。
・ウォッチフェイスの自由度も高い
HUAWEIのスマートウォッチは、ウォッチフェイスのカスタマイズが非常に豊富です。
・初期状態でも多彩なデザインが選べる
・HUAWEI Healthアプリ経由で、無料/有料のフェイスを追加可能
・天気、歩数、心拍数などを表示する「情報型フェイス」も選択可
私はビジネス用にシンプルなアナログ風フェイス、運動時は情報が多めのデジタルフェイス、と使い分けていてとても便利です。
・画面&操作性のまとめ
項目 | 評価 |
画面の明るさ&発色 | ◎ AMOLEDでとても見やすい |
タッチの反応速度 | ◎ サクサク快適、ストレスなし |
ボタン操作 | ○ 直感的に操作でき、カスタマイズも可 |
ウォッチフェイスの選択肢 | ◎ 数が多く、場面ごとに使い分けできる |
健康管理機能のリアルな使い勝手
HUAWEI WATCH GT 5の大きな魅力の一つが、充実した健康管理機能です。
特に最近は、体調の変化に敏感になっている人も多く、「心拍数」「睡眠の質」「ストレス」などを日常的にチェックできるのはかなりありがたいポイント。
ここでは、実際に使ってみてわかったリアルな使い勝手を詳しくご紹介します。
・心拍数モニタリングは精度・通知ともに◎
GT 5は、24時間自動で心拍数を測定してくれます。
普段はあまり意識していませんが、いざ記録を見てみると、
「このとき意外と緊張してたな」
「運動後の回復が早い/遅いな」
など、身体の反応が“見える化”されるのが面白いです。
特に良かったのは:
・リアルタイムでの心拍数表示が見やすい
・異常な心拍(高すぎ・低すぎ)の際に通知が来る
・アプリ側で日ごと・週ごとの推移がグラフで見られる
数値の正確性も、私の使っている心拍ベルトやジムのマシンとほぼ一致しており、かなり信頼できる印象でした。
・睡眠トラッキングは意外と高精度
正直、一番驚いたのがこの機能です。
寝る前に特に操作をしなくても、自動的に「就寝」「起床」の時間を検知し、深い睡眠・浅い睡眠・REM睡眠・覚醒時間まで細かく記録してくれます。
睡眠スコアやアドバイスも表示されるので、「今日は睡眠の質が低かった→なぜ?」と振り返るきっかけに。
さらに:
・いびき検出(スマホと連携時)もあり
・スマートアラーム機能も搭載(浅い眠りのタイミングで起こしてくれる)
特に仕事や勉強でパフォーマンスを重視する方には、自分の睡眠の質を「データで管理」できるのは大きな武器になります。
・ストレスレベルのチェックも地味に便利
「ストレスって数値化できるの?」と半信半疑でしたが、使ってみると意外と当たる。
ストレスレベルは1〜100で表示され、高めになると深呼吸や休憩を促す通知が来るのが嬉しい。
実際、仕事が立て込んでいた日にはストレス数値が70台をマークしていて「当たってるな」とちょっと笑ってしまいました。
また、深呼吸ガイド機能も内蔵されていて、数分のガイドに従うだけでリラックス効果も実感できます。
・その他の健康機能も充実
・血中酸素(SpO2)モニタリング
・皮膚温度測定(異常時に通知)
・月経周期トラッキング(女性向け)
すべてが常時計測というわけではありませんが、必要な時にワンタッチで測れるのは安心感があります。
・アプリ連携で「健康の見える化」
HUAWEI Healthアプリでは、これらのデータをすべて一元管理できます。
・心拍・睡眠・ストレス・SpO2などが時系列でグラフ表示
・日・週・月単位での分析ができる
・PDFレポートの出力も可能(医師に見せる用にも)
・健康管理の使い勝手まとめ
機能 | 精度 | 実用性 | 特に良かった点 |
心拍モニター | ◎ | ◎ | 異常時通知&リアルタイム表示 |
睡眠分析 | ◎ | ◎ | 自動記録で深い/浅い睡眠も把握可能 |
ストレス計測 | ○ | ◎ | 高いときに通知、呼吸トレーニングと連携 |
血中酸素・体温測定 | ○ | ○ | 簡易チェックとしては十分 |
ワークアウト機能を試してみた
HUAWEI WATCH GT 5は、健康管理だけでなくスポーツや運動のサポート機能も非常に豊富です。
今回は、実際に日常的なウォーキングとジムでのランニングを中心に、GT 5のワークアウト機能をテストしてみました。
・対応ワークアウト数は圧巻の100種類以上!
まず驚いたのは、対応している運動の種類がめちゃくちゃ多いこと。
・ランニング、ウォーキング、自転車、スイミング、登山などのメジャー種目
・筋トレ、HIIT、ローイングマシンなどの室内トレーニング
・ダンス、ヨガ、ピラティス、太極拳などの柔軟系
・さらにはスキーやフィットネスゲームまで!
この豊富さは、「運動するのが好き」「いろんな運動を試したい」人にはかなり魅力的です。
・GPS精度は高い&ルートトラッキングが楽しい
屋外ランニングとウォーキングでは、内蔵GPSを活用したルート記録ができるのですが、精度はかなり高いです。
・都会のビル街でもルートがズレにくい
・地図上でリアルタイムに進行方向が確認できる
・距離、ペース、高度の変化なども詳細に記録される
特にランニング後にアプリで地図と一緒に走行ルートを振り返るのが楽しく、モチベーションアップにつながりました。
・ワークアウト中の画面表示が見やすい
運動中に表示される情報も、大きく、色分けされていて見やすいです。
例:
・心拍ゾーン(色付きで視認性◎)
・現在のペース/距離/時間
・トレーニング効果(エアロビック・無酸素)
ワークアウト中でもタッチ操作やスワイプで簡単に画面切り替えができるので、トレーニングの内容に合わせて必要な情報をすぐにチェックできます。
・トレーニング後のフィードバックが優秀
運動後には、以下のような詳しい分析レポートが自動で表示されます:
・運動負荷(負担レベル)
・推奨休息時間(例:「完全回復まで23時間」)
・消費カロリー/心拍数の推移/VO2max(最大酸素摂取量)など
この機能のおかげで、無理のないトレーニング計画が立てやすくなりました。
特に初心者にはありがたいガイドです。
・トレーニングガイド機能も搭載
GT 5には、AIがパーソナライズしてくれる「ランニングプラン」や「ウォーキング目標」の提案機能もあります。
目標を入力すると、それに合わせた週ごとの運動スケジュールを作ってくれます。
継続的に運動したい人、モチベーション維持が難しい人にはかなり便利です。
・ワークアウト機能のまとめ
項目 | 評価 | 特に良かった点 |
対応種目の豊富さ | ◎ | マイナーな運動にも対応 |
GPS精度 | ◎ | 都市部でも正確なルートトラッキングが可能 |
運動中の表示の見やすさ | ◎ | 大きな文字と色分け表示で直感的に情報がわかる |
運動後のフィードバック | ◎ | トレーニング負荷や回復時間などのガイドがとても便利 |
バッテリーと充電の実感
スマートウォッチを使っていて、もっともストレスを感じるポイントの一つが「バッテリーの持ち」ではないでしょうか?
頻繁な充電が必要だと、せっかくの便利さも半減してしまいます。
その点、HUAWEI WATCH GT 5は“ロングバッテリー”が最大の武器のひとつ。
実際に使ってみて、その実力が本物だと感じました。
・公称スペック:最大14日間の持ち
公式サイトでは、GT 5のバッテリー持続時間について以下のように記載されています。
・通常使用:約14日間
・ヘビーユース:約8〜9日間
この数値、ちょっと信じがたいと思うかもしれませんが……本当に長持ちします。
・実際の使用でのバッテリー消費(私のケース)
私の2週間の使い方は以下の通り:
・常時着用(睡眠時含む)
・通知ON(LINE、メール、天気など)
・毎日1時間ほどの運動ログ取得
・心拍・睡眠・ストレスの常時計測ON
・画面の明るさは自動設定、AOD(常時表示)はOFF
この条件で使った結果、7日間使ってバッテリー残量は約45%。
つまり、実質10〜12日は問題なく使えるという印象です。
スマートウォッチとしては、かなり優秀な数値です!
・充電の速さも優秀
充電方法はマグネット式のワイヤレス充電ドックを使用。
置くだけでピタッとくっついて安定します。
・充電時間:約45分でフル充電
・30分で約60〜70%まで回復可能(急速充電)
しかもバッテリー容量が多いだけでなく、省電力な設計も効いていて減りがゆるやかなので、旅行や出張でも充電器を持ち歩く頻度が減るのがありがたいです。
気になる点・イマイチに感じた部分
HUAWEI WATCH GT 5は全体的にとても完成度の高いスマートウォッチですが、実際に使ってみるといくつか「うーん…」と感じるポイントもありました。
ここでは、あくまで“使い手目線”でのリアルなデメリットを正直に紹介します。
・サードパーティ製アプリの自由度が低い
GT 5は独自OS(HarmonyOSベース)を搭載しているため、Apple WatchやWear OSのようにアプリストアで自由にアプリを追加するという使い方は制限されます。
・対応しているアプリはごく一部(主にHuawei純正や提携アプリ)
・SpotifyやLINE、Google Mapsなど、主要アプリの単体利用には非対応
つまり、スマートウォッチを「スマホの代わりにアプリで何でもできるデバイス」として使いたい人には、ちょっと物足りないかもしれません。
・iOSとの連携にやや制限あり
iPhoneユーザーにも使えるGT 5ですが、Androidと比べるとやや連携機能が限定的です。
・通知のカスタマイズや返信機能が制限される
・音楽の転送やウォッチフェイスの一部制限あり
・Huawei Healthアプリの機能が若干異なる
iPhoneユーザーにとっては、「通知を受け取る」用途に特化した使い方がおすすめです。
より高機能な連携を求めるなら、Android+HUAWEI端末の組み合わせが理想。
・アプリの操作性・UIにややクセがある
HUAWEI Healthアプリは機能が多く、最初はちょっと操作に迷うかも。
設定項目が多いので、慣れるまでは「どこに何があるのか分かりにくい」印象がありました。
また、アプリ内の日本語訳が少し不自然な箇所もあり、細かい点ですが気になる人はいるかもしれません。
・気になる点まとめ
気になる点 | コメント |
アプリの自由度が低い | App Storeのような拡張性はない |
iOSとの連携がやや限定的 | 通知や音楽管理など、一部機能が制限される |
操作アプリに少しクセがある | 情報は豊富だが、UIがやや複雑 |
総まとめとおすすめの使い方
HUAWEI WATCH GT 5は、健康管理機能やワークアウト機能が豊富で、非常にバランスの取れたスマートウォッチです。
ここまでのレビューを通じて、その実力をお伝えしてきましたが、最後に全体の感想と、どんな人におすすめできるかを整理してみましょう。
・トータル評価
全体的に見ると、HUAWEI WATCH GT 5は非常に完成度が高いと感じました。
・バッテリーの持ちは非常に長く、1週間以上使えるのは大きな強み。
・健康管理機能は、特に心拍数、睡眠、ストレス管理に優れており、日常的に使うことで自分の体調をより深く理解できます。
・ワークアウト機能も充実しており、GPSの精度やトレーニング後の詳細なフィードバックはスポーツ愛好者には嬉しいポイントです。
・デザイン性は高級感があり、どんなシーンでも使用できるスタイリッシュなデザインです。
・どんな人におすすめ?
HUAWEI WATCH GT 5は、以下のようなユーザーに特におすすめです。
1. 健康管理を重視している人
・心拍数、睡眠、ストレスなどを細かくトラッキングしたい
・毎日の健康状態をデータで管理したい人には非常に役立ちます。
・定期的な健康チェックや体調管理を意識的に行いたい方にぴったりです。
2. スポーツやフィットネス愛好者
・ジムでの筋トレやランニング、ウォーキングなどを定期的に記録したい方
・詳細な運動データやフィードバックをもらって、効果的にトレーニングをしたい方
・GPS精度や運動後の分析結果を重視する人にも最適です。
3. 長時間のバッテリーを重視する人
・スマートウォッチを頻繁に充電したくない方
・長期間の使用でもバッテリーを気にせずに使いたい方
4. 日常的な通知や基本的なスマートウォッチ機能を求める人
・メールやLINEの通知をスマートウォッチで受け取りたい
・スマートウォッチを“情報のサポートツール”として使用したい方
・最後に
HUAWEI WATCH GT 5は、非常に多機能で高性能なスマートウォッチですが、その最も大きな魅力は「健康管理とスポーツサポート機能」にあります。
特に、バッテリーの長持ちや日常的な使いやすさにおいて、他のスマートウォッチにはない強みがあると感じました。
もし、あなたが健康管理や運動記録を意識的に行っているなら、GT 5は非常に有用なツールになるはずです。
そして、シンプルでありながら多機能なデザインは、普段使いでもストレスなく活躍してくれると思いますね。
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